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Pentium2からキャッシュを取り除いて登場したCeleronというCPU、廉価版のくせにCPUコアは最新のものを使っているためクロックアップしても動作することが多いです。最近ではCPUと同じクロックで同期して動く128kBのキャッシュをCPUチップに含めてしまったCeleron300AやCeleron333も登場して、同クロックのPentium2よりもパフォーマンスが高い場合があります。Celeronがクロックアップに耐えるか、耐えても寿命が短くなるというリスクは伴いますが、安くて高性能のマシンを作るには面白いCPUです。 前々からSLOT1を備えたマザーボードでマシンを作りたかったが、CELERON266というPentium2からキャッシュを取り除いて廉価版にしたCPUの値段と素性に引かれて、asusのP2Bというマザーボードといっしょに入手した。ついでにケースを含めてしめて5万円也(98年9月下旬) celeron266には、バルク版(CPUクーラー無)とリテール版(CPUクーラー付)の2種類あって、¥14000程度(最近では¥11000弱)と安い。本来ベースクロック66MHZで4倍で動かすものだが、最新のPentium2と同じCPUコアを使っていて、クロックアップ耐性が高いのでなかなか人気が高い。特にリテール版は耐性が高いようで、ベースクロック112MHZ、4倍モード(このモードしかないが)で448MHzでの動作が可能ということ。ただしいくつかのロットがあるので注意が必要だが”SL2QG”ならほとんど問題なく動くらしい。一般的にはベースクロックを高めに設定すると、全体的に高パフォーマンスで動かすことが可能となる。 ↑ これが入手したCeleron266(SL2QG) 最近は、128kbのキャッシュ付きのCeleronに主流が移ってきて見かけないようになってきているのでベースクロック100MHz、4.5倍モードで動く可能性のあるCeleron300Aを狙うのがいいだろう。Celeronはクロック倍数が固定化されているため、5倍モード動作のCeleron333はベースクロックを100MHz以上で動かすことが困難であり値段も高めなのでおすすめできない。 このCPUが入手できるなら誰でもマシンを作りたくなるもの。幸いなことに某販売店でこのceleron266のリテール版SL2QGを指名して注文することができた。しかし、コスタリカ製が良いと聞いていたものの、今回入ってきたものはマレーシア製。最初マザーボードをベースクロック100MHzにジャンパーを設定して400MHzでの動作、まったく問題なく動く。心配だったが112MHzに設定して448MHzでの動作は・・・・あっけなく動作してしまった。恐るべし・・・ メモリはPC100対応したものが欲しかったが、お金がないので他のマシンで使っていた普通の32MB DIMMを使うことにした。10nsスピードのメモリチップなので、BIOSのメモリ関係の設定はいじらずに初期値の自動設定のままで使うことにした。これでまったく問題ない。 ← 完成したマシンの内部と外見の様子 → 冷却は特に施さなくても9月の十二分に暑かった残暑でも問題なかった。リテール版celeronに付いている放熱版とファンも捨てたものではない。 今まで最高のマシンはk6-233だったが、3Dゲームはやはりクソ重たい。今回のマシンはキャッシュがなくてもクロックが高い分明らかにサクサク、キビキビ。あ〜気持ちよく動いてくれて感動。 部品構成は以下のように、手持ちのものと、他のマシンからの流用でなるべく安く済ませた(おかげで1台動かないマシンも出たが)。後にHDDなど一部の部品を交換して現在では最速マシンとして活躍している。 3Dビデオチップでは名をはせたVooDooチップ、これの姉妹チップVooDoo Rushビデオカード。これ1枚で2Dも行けるので重宝するが、そろそろ新しいVooDoo Bansheeに乗り換える→
なお、Celeron300Aや333は最新BIOSにしないと動かないらしい。P2Bは次のURL最新のBIOSがダウンロードできる。 ftp://ftp.asuscom.de/pub/ASUSCOM/BIOS/Pentium_II/i440BX/P2B/ |
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