ホームページ作成のコーナー

更新  訪問者:

このページのアクセス状況


biwaネット(インターネット滋賀)でSSIやCGIを使おう

SSIやCGIについて biwaネットでSSIを使う biwaネットでCGIを使う いろいろな解説
SSIやCGIについて
  ホームページで、アクセスカウンター、BBS、チャット、訪問者の数のカウント、 HTMLファイルの更新日などを行おうとしても普通のタグだけでは不可能で、 CGISSIと呼ばれるものでサーバーに処理をさせてやれば可能となります。

私のホームページではこれらを使って、アクセスカウンター、アクセス状況、BBS、チャット、ファイルの更新日、ファイルサイズ、アクセス者のブラウザ名やホスト名などの表示、などなど多くのことができるようにしてあります。

私自身もSSIやCGIについてよくわからないことがありますので、間違いや不明な点、質問などがありましたら 私宛の電子メール、もしくは掲示板までどうぞ!

◆SSIやCGIの詳しい説明

私のページではbiwaネットでCGISSIを使うときの簡単な要領しか述べませんので、次のところ十分学んでください。 この2つはSSIやCGIの説明が豊富で、使えるCGIスクリプトの宝庫です。特にCGI設置法(超初心者用)は初心者の方必読で、私もこれを見てCGIがやっと動くようになりました。

  ・ネットサーフレスキュー
  ・CGI設計室     CGI設計室-CGI設置法(超初心者用) ← ここへのリンクが行けなくなっています。

書籍では「CGIプログラミング」翔泳社 定価\2884 がおすすめです。これは初心者からわかりやすい説明が 豊富で、付属のCD-ROMには掲載されているCGIスクリプトがすべて収納されており、他にはいろいろなプログラムも 入っています。

◆biwaネットでSSIやCGIの使用時の設定について

biwaネットではSSIやCGIが最初から使えるように設定されています。 普通はSSIやCGIを使えるように設定するための" .htaccess "というファイルを書き換える必要がありますが、biwaネットでは設定されているので不要なのです。 なお .htaccess というファイルは、サーバーでファイルの存在や中身を見えないようにしているため、FTPtelnetでは確認することはできません。

■biwaネットのWWWサーバーとCGIサーバーの分離に伴うCGIとSSI使用の注意

すでにbiwaネットのお知らせでアナウンスされているように 97年4月1日よりCGI専用サーバー(cgi.biwa.ne.jp)が設けられています。「現在のWWWサーバの負荷軽減と、 CGIを切り離すことによる信頼性の向上を目的としたものです」とアナウンスされているように、最近の biwaネットのWWWサーバー(www.biwa.ne.jp)でCGIやSSIが動いていたこともあり、負荷が大きくて動作が遅かったのが いくらか解消されそうなのは喜ぶべきか・・・・

biwaネットに問い合わせたところ、WWWサーバーで、97年5月1日からCGIが停止、SSIはさらに1ヶ月ほど先に停止する ことになってしまうと言っていましたが、98年5月上旬までは使えていました(ただしtelnetは パスワード変更やディスクスペースの確認のみしか出来なくなっている)。しかし98年5月下旬 からWWWサーバー上でCGIがまったく使えなくなりましたので、CGIは必ずCGI専用サーバー 上で動作させてください。なお、SSIは現在でもWWWサーバー上でも動作させることは可能です。

WWWサーバーはbiwaネットのアカウントを取ったときから自動的に使えるようになっていますが、 CGI専用サーバーは info@mx.biwa.ne.jp  宛に「CGI専用サーバへのアカウント設置依頼」の旨をmailして、CGI専用サーバーのアカウント(追加料金なし)を取らなければ 使用することができません。

CGI専用サーバーが設けられることによって、SSIやCGIスクリプトを使ったホームページの作り方が変わってきます。 WWWサーバーとCGIサーバーの両者をリンクしあったページにするため、現在のHTMLファイルやCGIスクリプトを 書かなければなりません。そこで考えられる疑問や問題点を上げてみると・・・

・基本的に、HTMLファイルはWWWサーバーに設置すればいいが・・・・

・しかし、WWWサーバーでSSIが動かないので、SSIを組み込んだHTMLファイルはCGI専用サーバーに設置する必要がある。

・さらに、WWWサーバーでCGIが動かないので、CGIスクリプトなどのファイルはCGI専用サーバーに設置する必要がある。

・そのCGIスクリプトも、アクセス統計のような一部のものは、WWWサーバーのHTMLファイルからリンクを張っただけでは 動作しない場合があるので注意

・最悪ホームページのHTMLファイルを含むすべてのファイルをCGI専用サーバーに設置する必要がでてくる。 すでに検索エンジンや外部からリンクを張ってもらっている場合、外部から最初にリンクされるファイル ”index.html”のみをWWWサーバーに置いて、後はすべてCGIサーバーに移動することが 考えられる。

・しかし、CGIサーバーに置いているファイルは基本的に保証しないとはちょっと困ったもの。 必要に応じてバックアップを取ってくれと言うことだが、WWWサーバーのファイルは保証しないとは 言っていなかったような・・・

過去の私のホームページは、全体にSSIやCGIを使いまくっているので、全面的にCGIサーバーへの移行が必要と いうことが判明しまし、その作業を98年4月下旬に完了しました。CGI専用サーバーをいろいろ使って気が 付いた点をこのページでリポートしていくことにします。速報として”落書きの掲示板”に書き込むときも あります

■今までにCGI専用サーバーで気が付いた点

・WWWサーバーで動いていたCGIはCGI専用サーバーでもほとんど変更する必要なく動作します。

・4月初めはCGI専用サーバーに置かれている perl(バージョン4)で漢字コードがうまく使えなかったので、 perl5(バージョン5)を使う必要があったのです。ところが、現在は perl(バージョン4)が正常に使えており、 逆にperl5がまったく使用不可能になっています。もし過去にこのページをみてperl5 を指定された方はperlに戻してください

・shellの一種である csh が使用不可能になっています。私はWWWサーバーでアクセスカウンター 用で次のようなスクリプトで使っていたのが動作しなくなってしまいました。以下のスクリプトはconut.sh(パーミッション755)、 スクリプトではカウント数を保存するファイルとしてcount(パーミッション666)を使用。

#! /bin/csh

set a = `cat count`
@ a ++
echo $a
echo $a > count
上位互換であるtcsh が使用可能なので代用するように、最初の行を書き換える必要がありました。

#! /bin/csh (使用不可能)
   ↓変更
#! /bin/tcsh (使用可能)

biwaネットでSSIを使う
  ◆biwaネットで使えるいろいろなSSIを使う

コメント行みたいな <!--# --> で囲まれたタグの部分をHTMLファイルに書き込むだけ!  すぐにあなたも使えます。

ただしSSIを使うようにしたHTMLファイルはWWWサーバーでは今後動作しなくなるかもしれませんので(98年6月になってもまだ使えてますが)、 CGI専用サーバーで使う方が無難かもしれません

組み込むために実際に使えそうなものをあげてみます。これをどう使うかはあなたのアイディア次第です。 以下では実際にSSIを使い、結果を → の後に表示させています。

<!--#echo var="REMOTE_HOST"-->   アクセス者のホスト名表示(ppp接続で割り当てられている)
 → 

<!--#echo var="REMOTE_ADDR"-->   アクセス者のIPアドレス表示(ppp接続で割り当てられいる)
 → 

<!--#echo var="HTTP_USER_AGENT"--> アクセス者が使用しているブラウザ名
 → 

<!--#echo var="HTTP_REFERER"-->   どこのURLからリンクしてアクセスしているか表示
    (none)表示のときここを押してください。↓下にリンク元のURLが表示されます。
 → 

<!--#echo var="SERVER_SOFTWARE"--> サーバーのソフトウェア名
 → 

<!--#echo var="SERVER_NAME"-->   サーバー名
 → 

<!--#echo var="DATE_LOCAL"-->    現在アクセスしている時間を表示
 → 

<!--#echo var="DOCUMENT_NAME"-->  現在アクセスしているファイルの名前
 → 

<!--#echo var="LAST_MODIFIED"-->  現在アクセスしているファイルの最終更新時間
 → 

<!--#flastmod file="ファイル名"--> 指定した"ファイル"の最終更新時間
  例)このページのHTMLファイル"cgissi.html"を指定
    <!--#flastmod file="cgissi.html"-->
 → 

<!--#exec cmd="コマンド"-->     指定した"コマンド"を実行
  例1)UNIXの"cat"コマンドで"c-cgissi"というファイル(このページの訪問者数の入ったもの)を表示
     htmlの中に別のファイルを取り込んで表示するのに使える
     <!--#exec cmd="cat ./c-cgissi"-->
 → 
  例2)UNIXの"who"コマンドを実行(telnetでbiwaネットにログインしている者のリストが表示される)
     <!--#exec cmd="who"-->
 →
<!--#fsize file="ファイル名"-->   指定した"ファイル"のファイルサイズを表示   例)このページのHTMLファイル"cgissi.html"を指定     <!--#fsize file="cgissi.html"-->  →  <!--#config timefmt="書式"-->    書式に応じた形式で時間表示 <!--#echo var="DATE_LOCAL"-->、<!--#flastmod file="ファイル名"-->など時間表示するものの   前において、それの時間表示の形式を決める。 書式は、次のパラメータを並べる。間に文字を入れて、%m月%d日 のようにしてもよい。 %m (01-12)月 %d (01-31)日 %y (00-99)年 %Y 西暦 %D 日付がmm/dd/yy形式 %H (00-23)時 %M (00-59)分 %S (00-59)秒 %T 時刻がHH:MM:SS形式  %B 月の名前 %b 省略した月の名前 %A 曜日 %a 省略した曜日(Sun-Sat) %h 省略した月(Jan-Dec) %r AM/PM形式の時刻 %I (00-12)時間 %p 午前または午後 例)のように表示する場合     <!--#config timefmt="%y年%m月%d日%H時%M分"--> <!--#config errmsg="メッセージ"--> エラーが生じたときに出す"メッセージ"を指定   例)存在しないファイルの更新時間を表示するエラーメッセージを”工事中”にする。     トップページで各ページの更新日時を表示するとき、まだ作成していないページがあるときに使える。    <!--#flastmod file="zzzz.html"-->             ↓    <!--#config errmsg="工事中"--><!--#flastmod file="zzzz.html"-->     <!--#include file="ファイル名"-->  他のファイルを取り込んで表示する。   例)ここに"menu.html"を取り込んで表示(私のHPの各ページのメニューはこの"menu.html"を取り込んでいる)     <!--#include file="menu.html"-->         ↓    
◆ホームページへの応用例

上のようにHTMLファイルに書き込まれたSSI部分が、下では実際にどのように表示されるかよく見てくださいね。 これらはすぐに使えるものばかりです。

<!--#config timefmt="%y年%m月%d日%H時%M分"-->
このページの最終更新日時:<!--#echo var="LAST_MODIFIED"--><p>

あなたは <!--#echo var="REMOTE_HOST"--><!--#echo var="REMOTE_ADDR"-->) からのアクセスで<br>
<!--#echo var="HTTP_REFERER"--> のリンクです。<br>
お使いのブラウザは <!--#echo var="HTTP_USER_AGENT"--> です。<br>
あなたのアクセス開始時間:<!--#echo var="DATE_LOCAL"--><p>

<!--#config timefmt="%Y年%m月%d日%H時%M分(%a)"-->
東南アジアの旅行マップ(mapa.jpg <!--#fsize file="mapa.jpg"-->byte 掲載<!--#flastmod file="mapa.jpg"-->)

    ↓

このページの最終更新日時:

あなたは ) からのアクセスで
 のリンクです。
お使いのブラウザは  です。
あなたのアクセス開始時間:

東南アジアの旅行マップ(mapa.jpg byte 掲載)

biwaネットでCGIを使う
  ◆biwaネットでCGIを使う

(1)CGIスクリプトの入手

CGIを使うには、いろいろなところでCGIスクリプトが公開されているので利用するといいでしょう。 上記で紹介したサイトには、掲示板、チャット、アクセスカウンタなどなど数多くものが公開されています。

(2)CGIスクリプトの書き換え

入手したCGIスクリプトは、そのままでは使えないことが多いです。 自分用にいろいろ書き換える必要があり、 入手したスクリプトのドキュメントやスクリプト自身にその箇所が書いてあります。 以下の<ポイント3>ようにperlなどのパス指定も重要です (ここのパス指定のところで全角スペースを入れると動作しないので注意!)。 CGIスクリプトによっては、CGIスクリプトを動作に必要なファイルを作ったり変更するものもあります。

(3)CGIスクリプトの転送

このようにして変更したCGIスクリプト、そしてCGIスクリプトの動作に必要なファイルは、 FTPでbiwaネットのCGI専用サーバーに転送します。 このとき、必ず以下の<ポイント2>のようにASCIIモードで転送されていないとうまくCGIスクリプトが動作しませんので注意してください。。

(4)転送されたファイルのパーミッション変更

転送されたファイルは、必ずパーミッション(ファイルの属性)の変更をしないと動作しません。 以下の<ポイント1>のように変更してください。

(5)CGIスクリプトの動作確認

自分用に書き換えたCGIスクリプトはいろいろと動作確認してください。

直接HTMLファイルに <!--#exec cmd="./abc.cgi"--> のようなタグを張り付けて実行させたり、 直接スクリプトファイルにリンクさせて、CGIスクリプト実行させてみます。 おかしいところがあればCGI専用サーバーからエラーメッセージが帰ってくるのでわかります。

CGIスクリプトが大丈夫なのにエラーになる時は、 FTPでASCIIモードで転送していない場合適切なパーミッション設定が行われていない場合もエラーになるので注意してください。 笑えない実際にあった例としてパス指定のところで全角スペースが入っていたということもありました。

本当は、CGIスクリプトの動作確認はtelnetで行うものです。この場合、biwaネットにログインした後、 コマンドプロンプトから ./abc.cgi のように ./ などのパスを付けたCGIスクリプトのファイル名を入力して実行させます。 カレントディレクトリに abc.cgi がある場合、 ./ を付けないで abc.cgi のみを入力して 実行させようとしてもエラーが必ず生じるので注意してください。

(6)CGIスクリプトの完成

CGIスクリプトがうまく動くようになったら、コメント行のような  <!--#exec cmd="CGIスクリプト"--> というタグをHTMLファイルに張り付けたり 直接スクリプトファイルにリンクさせたりして、終わりです。

いろいろな解説
 
■biwaネットのFTPについて

FTPとは、ファイルを転送するためのプロトコルです。 ホームページに使うファイルを転送するには、FTPで転送します。

普通のHTMLファイルならWWWサーバーに転送すればいいのですが、 CGIを使うときに使用するファイルは、サーバー名を cgi.biwa.ne.jp として CGI専用サーバーを指定して、メールアカウント、 メールパスワードを使ってログインしてから転送してください。
(もちろん、その前にbiwaネットにはPPPアカウント、PPPパスワードを使って、 ダイヤルアップIP接続しておいてくださいね)

私がよく使っているFTPツールは”CuteFTP”(インターネットマガジンのCD-ROMに毎月入っている)というもので、 これは通常telnetで行うパーミッションの変更も行えるので便利です。

CuteFTPを使う場合のFTPサイトの登録方法を紹介します。 起動すると"FTP Site Manager"が開き、[Add site]ボタンを押すと次のような画面が出るので登録します。

  ・Site Label                  登録するFTPサイトの名前。適当でいいですが、"biwaネット"としておきます。
  ・Host Address                FTPサイトのアドレスです。biwaネットのCGI専用サーバー" cgi.biwa.ne.jp "です。
  ・User ID                     あなたのbiwaネットのメールアカウントを入れます。
  ・Password                    あなたのbiwaネットのメールパスワードを入れます。
                                入力したところは ******** とマスクされます。
  ・Initial Remote Directory    FTPサイトに接続したときに入り込むディレクトリです。
                                biwaネットは" public_html "としておきます。
  ・Initial Local Directory     転送したいファイルが入っている自分のコンピュータのディレクトリを指定します。
以上の項目を入力して[OK]ボタンを押せば登録が完了します。 後は"FTP Site Manager"から登録が終わったサイトを選んで[Connect]ボタンを押せばつながります(サイトをダブルクリックしてもよい)。


■biwaネットのtelnetについて

telnetとは、相手のコンピュータを遠隔操作するものです。 実際にCGIスクリプトの細かい動作確認をしたり、サーバーのUNIXなどのコマンドを実行させるためにはtelnetで 接続する必要があるのです。

telnetでの接続は、サーバー名を cgi.biwa.ne.jp としてCGI専用サーバーを指定して、 メールアカウント、メールパスワードを使って行います。
(もちろん、その前にbiwaネットにはPPPアカウント、PPPパスワードを使って、 ダイヤルアップIP接続しておいてくださいね)

なお、WWWサーバー(www.biwa.ne.jp)でのtelnetでの接続は、メニューが表示されてWWWサーバーでのホームページ使用量の 確認程度しか利用できなくなっています。どうしてもWWWサーバーでコマンドを実行させたい場合は、つぎのSSIをHTMLファイル に書き込んでサーバーにFTPで転送後、ブラウザでそのHTMLファイルを開くことで行わせる裏技があります。

  <!--#exec cmd="コマンド"-->     指定した"コマンド"を実行

私の場合は通信ソフトである”秀term”を使っています。WIN95にもtelnetが付属していますし、 インターネットマガジンの付属CD-ROMにもいろいろなtelnetツールが入っているので使ってみましょう。


■biwaネットのホームページの容量について

biwaネットでは、ホームページのためにWWWサーバーとCGI専用サーバーの両方で5MBまで使えるようになっています。 もしこれでも足らない場合は有料で容量アップすることができますが、一般的な個人のページであればよほどのことがない限り 初めのままの5MBで足りるでしょう。その5MBまでの容量をどのように確認すればいいのか述べます。

まずtelnetでbiwaネットのCGI専用サーバーにログインします。 その後、サーバーはコマンドが受け付けられる状態になっているので  du -k とUNIXのコマンドを入力してやります。 すると次のように使用量が表示されます。

biwasv04:~$ du -k

110     ./public_html/qrs  ← ”./public_html/ppplink”ディレクトリは110KB使用
15      ./public_html/chat   ← ”./public_html/chat”ディレクトリは15KB使用
126     ./public_html      ← ”./public_html/”以下のディレクトリは126KB使用
129     .          ← このサーバーでの使用量のトータルは129KB
つぎにtelnetでbiwaネットのWWWサーバーにログインします。 WWWサーバーではtelnetでのコマンド操作はできなくなっていますが、メニューが出てきて使用量確認ができるようにはなっています。

WWWサーバーとCGI専用サーバーの両方で容量を確認して、そのトータルが5MBまでが使用できるわけです。

telnetでサーバーにログインしなくてもブラウザで確認する裏技的な方法があります。 適当なHTMLファイルに次のSSIを使った行を張り付けて、サーバーに転送して普通のブラウザで見てください。 これはSSIで先ほどのdu -kを実行するようにしたもので、CGI専用サーバー はもちろん、WWWサーバー(現在SSIからはコマンドが実行可能なのを利用)でも動作させることができます。

<!--#exec cmd="du -k"-->


■biwaネットのアーカイバについて

アーカイバと言われるツールをご存じでしょうか。パソコンでは有名なのがZIPやLHAと呼ばれるもので、 たくさんのファイルを1つのファイルにまとめたり、そのとき圧縮してファイルサイズを小さくすることも できるものも多いです。これによって、転送する手間を省き、時間を節約することもできます。

biwaネットのサーバーには、unixのコマンドである tar があるので使いましょう。 このコマンドでホームページのバックアップを取ったり、またbiwaネットでWWWサーバーからCGI専用サーバー に完全に移行しようという場合にも使うと便利です。

tar は、たくさんのファイルを1つのファイルにまとめるすることが できます。このとき、下位ディレクトリのファイルもいっしょに、そして パーミッション情報も含めて保存することができます。 ただしテキストファイルで書き換え可能なパーミッション”666”の情報は、 WWWサーバーで作ったファイルをCGI専用サーバーに転送して展開した場合、 残っていないようなので設定し直してください。

WWWサーバーにあるtarは圧縮機能がありませんので作成されたファイルは大きく なります。CGI専用サーバーにあるものは圧縮機能がありますのでコンパクトに できます。

ぞれぞれ、現在のディレクトリや以下のファイルをすべてパーミッション情報も 含めてまとめる場合について、圧縮しないときと、圧縮するときとに分けて説明 します。

▼圧縮しないでファイルをまとめる(wwwサーバー、CGI専用サーバー)

・ファイルをまとめる

 tar cvf 作成するファイル名 *  (作成するファイルの拡張子は tar)

・ファイルを展開する

 tar xvf 作成されているファイル名

▼圧縮してファイルをまとめる(wwwサーバー不可、CGI専用サーバーのみ)

・ファイルをまとめる

 tar cvfz 作成するファイル名 *  (作成するファイルの拡張子は tgz)

・ファイルを展開する

 tar xvfz 作成されたファイル名

また、biwaネットのCGI専用サーバーには、DOSではおなじみの lha が入っています。 自分のマシンでlhaで圧縮してまとめて、転送してからCGI専用サーバー上で lhaコマンド使って展開することも可能です。

これらのコマンドを実行するには、telnetでサーバーに入ってコマンドを入力して 行います。次のようなタグを入れたHTMLファイルによって、コマンドをSSIで呼び出して、通常のWWWブラウザから 実行することもできます。

<!--#exec cmd="tar cvfz test.tgr *"-->
  (現在のディレクトリ以下のファイルをtest.tgrというファイル名でひとまとめにして圧縮)


■ポイント1(重要) : パーミッション(ファイルの属性)

biwaネットのCGI専用サーバーで使われているコンピュータはUNIXで動いていて、 パーミッションという情報によってファイルがどのような動作をするかが設定されています。 MS-DOSなどでは拡張子によって(例えばEXEなら実行ファイル、BATならバッチファイル)動作が決まっていますが、 そうではないのです。したがって、これが適切に設定されていないとうまく動作することができないのです。

CGIをサーバーで実行させる場合、FTPでファイル転送後は必ず次の値に設定してください。

  CGIスクリプトなど実行させるファイル ----- 755
  データファイルなど ------------------- 666
  CGIスクリプトを入れているディレクトリ ---- 777

一度転送してパーミッションを設定したファイルは、2回目以降に転送しなおしてもパーミッションの情報は残っていますので、書き換える必要はありません。

なお、パーミッションの設定は、通常はtelnetでサーバーにログインしてからchmodコマンドで行うものなのですが、 FTPツールとしてよく使われている”CuteFTP”では転送後すぐにパーミッション変更もできるので便利です。 手順はCuteFTPの次のメニューを選んで、上記の数字を入れて変更します。

  Commands →  Custom Commands → Change files Access mask

CuteFTPのこのメニューを使えば、telnetでコマンドが使えなくなっているWWWサーバーでもパーミッションの 変更が簡単に行うことができます。


■ポイント2(重要) : ファイルの転送モード

CGIなどで使うファイルをFTPで転送するとき、、必ず”ASCIIモード”で行ってください。 ”BINARYモード”では不必要なコントロールコードが含まれて転送されるため、 サーバーではエラーが生じて動作しません。

”CuteFTP”では次のようにメニューから転送モードを指定します。

  FTP → Tranfer type → ASCII


■ポイント3(重要) : ファイルの場所(パス)の指定

CGIスクリプトではファイルを指定しているところがあって、どこにあるかを知る必要があります。

CGIスクリプトでperlの場所を指定するために次のようにかかれているところがあります。

  #! /usr/local/bin/perl

これは必ず必要ですので、このように書かれているか確認してください。また次の場所のperlを指定しても 大丈夫です。

  #! /usr/bin/perl

自分のディレクトリのパスも知る必要があります。 簡単には”CuteFTP”を使ってFTPでログインし、 そのとき上部に自分のディレクトリが表示されるのでわかります。

  /home3/pm4105/jr3roc/public_html/
  (/home3/pm4105/jr3roc/の部分はユーザーによって異なる)

このディレクトリの下にHTMLファイル、CGIスクリプト、データファイルを置きます。 この下にディレクトリを作ってファイルを置くこともでき、 CGIスクリプトもパーミッションの設定さえすれば問題なく動作します。

ファイルの場所を指定する場合、絶対パスと相対パスの2種類があって、 絶対パスでは home3/pm4105/jr3roc/public_html/bbs/bbs.dat の bbs.dat というファイル、 このまま bbs.dat と書けばいい場合もありますが、 ./  の部分を含めた相対パスで ./bbs.dat と書かないとうまく動作しない場合があります。

その他いろいろとデータファイルなどを指定する場合があるので、自分用に書き換えてください。
(たいていそのスクリプトに書き換えるところが指定されている)

このようなファイル指定するところで全角の文字が入っている(全角スペースはわかりにく)と動作しないことがあるので注意してください。

他にbiwaネットのCGI専用サーバーで用意されている主要プログラムのパスを上げておきます。

  シェル
    /bin/sh
    /bin/tcsh
  perl
    /usr/local/bin/perl    (Perlバージョン4)
  sendmail
    /usr/ucblib/sendmail
  nkf
    /usr/local/bin/nkf
  jcode.pl    (Jcode.plバージョン2.0)
    /usr/local/bin/jcode.pl
  gcc
    /usr/bin/gcc
  cc
    /usr/bin/cc
  tar
    /bin/tar
  lha       (自分のパソコン上のlhaで圧縮して、転送してからサーバーで解凍させると便利)
    /bin/lha



このページを見た方は次のボタンを押してください。
自動的に見たことを示すメールが私宛てに送られます。

ご感想やご要望などがありましたら以下までメールでお願いします。
 .電子メール : jr3roc@.mx.biwa.ne.jp